稽古方法に表れる剣道の性格
剣道というと、誰もが防具をつけて竹刀を持った迫力ある姿を頭の中に浮かべると思います。
実際、稽古をするためにはまず洋服を脱いで道着と袴に着替えます。
そして、面や銅などの防具をつける前に準備運動や素振りをすることもあります。
そのあと、面をつけて稽古をします。
稽古の種類には様々なものがありますが、だいたい最初に「切り返し」という基本動作を行います。
そのあと、それぞれの技をお互いに打ち合ったり、「追い込み」と言われる技の連続打ちをします。
以上の稽古が終わると、休憩になることが多いです。
そして、稽古のまとめとして「掛稽古」や「地稽古」を行います。
また、最後に「切り返し」をするのが一般的にです。
稽古が終わると、指導者(学校の先生や道場の主催者など)の前に整列をして、正座をして面を取ったあとに「黙想」をします。
これは心を落ち着かせて自分の行った稽古を振り返るためにするものです。
剣道は身体を鍛えるだけでなく、人間の精神を養うという性格を持っています。
これは試合においても言えることで、「心・技・体」が一致していないと一本にはなりません。
また、礼儀というものを重視して、試合だけではなく稽古においても相手への敬意を忘れないようにと指導されることがあります。
このように、剣道は人間を肉体と精神の両面から育てるスポーツだと言えます。
健康維持の為にも剣道を
剣道は子供でも大人でもする事が出来る武道でありスポーツです。
習う事によりどんなメリットがあるのかと言えば、精神的に成長をする事が出来る部分と言えるでしょう。
稽古はなかなか激しい物ですので、健康維持の為にはとても効果的と言えます。
そうかといって、若い人だけが出来る物では無く、先生等の中には、六十歳を超えるような人たちも居る世界です。
これを見ても、高齢になってからも楽しめる物と言えるかもしれません。
さらに、剣道のような武道では礼儀が重んじられる側面があります。
きちんと挨拶が出来るようにお子さんをしたいならば、習わせるメリットはあると言えるでしょう。
それから、稽古をする事によって姿勢を良くするメリットが考えられるのです。
何故ならば、剣道は姿勢がとても重要な物だからです。
だらしない格好をしていては、きちんと竹刀を打ち込む事ができません。
しかし稽古をする上で姿勢を良くする事が出来るだけでは無くて、身体の骨格が歪んでしまうのを防ぐ事も出来るのです。
そのため、健康維持の為にも良いと言えるのではないでしょうか。
特に猫背の方には効果があると言えるでしょう。
ダイエットをしたいと考える方にとってもお勧めと言えます。
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2024/10/28 更新